Gtaxやクリプタクトなどの税金計算サービスを使っていれば税理士に依頼する必要がないのかどうか疑問に思ったので考えをまとめた。
◆結論
暗号資産の税務調査に不安がある場合は、税金計算サービスを使いつつ、税理士に依頼するのがオススメ
◆「計算サービスで正しく計算できていれば、税理士に依頼する必要ないのでは?」
特に税務調査を気にするほどでなければ、税理士には依頼せず、計算サービスだけで済ませてしまえばいいと思う。
しかし、税務調査を警戒する場合は、税理士は必要だと思う。事前に確定申告を税理士に依頼しておけば、税務調査時の連絡がいきなり納税者にくるわけではなく、税理士に連絡がくるようになっている。
もし税理士に依頼していない場合、納税者に直接連絡がきて、そのあとに慌てて税理士を探すことになってしまう。そうなると精神的に余裕がなくなってしまい、落ち着いて良い税理士を選ぶことができない。もし良い税理士を見つけたとしても、すでに新規の受付を停止している可能性がある。
※※※追記※※※
一身上の都合により、税理士は変更済み
※※※※※※※※自分のオススメの税理士はたまらん坂 税理士事務所の坂本さん。
参考:ADA 税務調査 税理士選び
(ちなみに先日の講演会で言っていたのだが、坂本さんは既にキャパオーバーになるほどのクライアントを抱えているとのこと。。)
◆「税金計算サービスであるGtaxとクリプタクトはどちらがオススメ?」
それぞれが対応している取引所やウォレットを比較して、自分の取引が多めに該当する方が選ぶのがオススメ
◆「税務調査に対して不安になるのはどういうパターン?」
結論、過去の給与等の収入に対して、暗号資産の収入によってとんでもなく変化した場合は、税務調査に対して不安になるはず。
下記の2つの例の場合、後者の例2の人は税務調査に対して不安になるし、税理士に依頼した方が良い。
・例1
2018年 年収100億円
2019年 年収100億円
2020年 年収100億円
2021年 年収101億円
毎年の給与で年収100億円稼いでいて、たまたま2021年の暗号資産の収入が1億円になった場合、暗号資産の収益の件で税務調査がきて、修正申告になったとしても大した問題にはならないはず。
(ここでは暗号資産の収入に対して税理士に依頼するかどうかという話なので、年収100億円ある人ならすでに税理士に依頼しているでしょ、というツッコミは受け付けない)
・例2
2018年 年収300万円
2019年 年収300万円
2020年 年収300万円
2021年 年収1億300万円
毎年の給与が年収300万円を稼いでいて、2021年に暗号資産の収入が1億円になった場合、もし税務調査がきたことで、大きく税額が変わった場合は困ると思う。
そのため、税理士に確定申告を依頼することで、正確な納税額を税理士に確定してもらうのが得策である。
以上。