GuildFi メタバース インフラ系銘柄

最近の暗号資産市場を見ていて、投資判断するまでの思考過程や気になっているメタバース系の銘柄についてザっとメモをまとめた。


◆暗号資産のプロジェクトは課題解決を目指している
暗号資産のプロジェクトは、市場が抱えている課題を解決するために出てくる。

例えばイーサリアムを例に挙げてみる。

・イーサリアムがローンチされてあらゆるdAppsが出てくる

・イーサリアムの課題を解決をしようとするプロジェクト(BSC、Solana、Cardano、Polkadotなど)が出てくる。

・それらのプロジェクトを利用して、NFTやDeFiやメタバースなどの新しい市場が出てくる。

・さらに新しい市場の問題解決としてDeFi2.0などが出てくる。

今後も

新しいイノベーションが出る

そこでの課題を解決しようとするプロジェクトが出る。

さらに新しい課題を解決しようとするプロジェクトが出る

という流れが続いていくはず


◆インフラ系銘柄
インフラ系の銘柄はあらゆるプロジェクトで使われることで強い需要を生むので、大きな可能性がありつつ、安心しながら投資ができると思っている。

下記にインフラ系銘柄(勝手につけた用語)だと認識している銘柄をまとめた。

・Ethereum
言うまでもなく、プラットフォーム銘柄の王者。あらゆるdApps領域でのインフラ系銘柄

・Anyswap
マルチチェーン対応型のクロスチェーンブリッジにより、あらゆるブロックチェーン上のあらゆるコインのスワップが可能。DeFiでの多くのトークンペアが乱立することで、強い需要がある。DeFi領域でのインフラ系銘柄

・Ankr
あらゆるブロックチェーンの分散化を促進するために開発者向けのノードAPIを提供している。分散化することで非中央集権というブロックチェーンの思想が強くあらわれているプロジェクトだと思っている。ノード運用領域でのインフラ系銘柄

・The Graph
あらゆるブロックチェーンの取引データ等を検索することができる分散型APIを開発者に提供してサーバー代や開発費を削減することで、プロジェクトの開発を促進させる。クエリ検索領域でのインフラ系銘柄。

自分自身、Graphに投資をしている
参考:カテゴリー GRT


これらの銘柄は競合とは圧倒的な差別化があり、それ1本に投資しておけば、あらゆるプロジェクトのインフラになると認識しているため、インフラ系銘柄と勝手に呼んでいる


◆1本釣り銘柄
ここで言う1本釣り銘柄の意味としては、それらの銘柄には多くの競合がおり、それらの強みや弱みを明確にし、多くの銘柄がある中から1本釣りのように選ばなくてはいけないという意味で勝手に1本釣り銘柄と命名した。

インフラ系銘柄とは異なり、下記のプロジェクトは確かに盛り上がってはいるが、1本釣り銘柄だと思っている。

・イーサリアムキラー
Solana
Cardano
Polkadot
Cosmos

・DeFi銘柄
Uniswap
PancakeSwap
SushiSwap

・ゲーム銘柄
Axie Infinity

・メタバース銘柄
Decentraland
The Sandbox

(ニュアンスが伝わるかわからないが、今回の話の中では、イーサリアムキラーであるSolana、Cardano、Polkadot、Cosmosのような相互運用系プロジェクトはインフラ系ではなく、1本釣り銘柄としている。もちろんプラットフォームを提供しているのだからインフラではあるのだが、イーサリアムと比べたらまだまだこれからであるし、イーサリアムキラーの銘柄1本に投資していても、キラー同士の競争が激しく、イーサリアムほど多くのdAppsを包括しているわけではないので、1本釣り銘柄ということにしている。)

これらの1本釣り銘柄は当てたときの爆発力が凄まじいが、そもそも当てるのが難しい。

なので、今メタバースが盛り上がっているからといって、安易にメタバース上で直接的に使われるメタバース銘柄にいくのではなく、メタバースという市場を支えるインフラ系銘柄の方が当たる確率が高いと思っている。

もちろん大きく当てたいなら1本釣り銘柄の方が良いのだが、現状だとインフラ系銘柄が市場から過小評価されていると思うので、インフラ系銘柄でも十分なリターンを得られるはず


◆気になっているメタバースのインフラ系銘柄
GuildFiというプロジェクトが気になっている。今回の記事で書いていたことをいろいろ考えながら、自力で調べて見つけることができた。


◆「GuildFiはどんなプロジェクト?」
ざっくり言うと、GuildFi上に1ユーザーに1つだけGuildFiのIDが与えられ、プラットフォーム内でのゲームの実績がIDに保存され、別のゲームでの報酬につながる、というのが大きな強み。

例えると、ポケモンの世界でレベルアップするために費やした時間や労力を、ドラクエの世界での報酬獲得に生かすことができるような感じ。

GuildFiは、ゲーム、NFT、コミュニティの相互接続されたエコシステムを構築し、プレイヤーの利益を最大化し、メタバース全体での相互運用を可能にすることを目指しています。良質なゲームの発見、ギルドの奨学金へのアクセス、ゲームツールの活用、メタバースでのエンゲージメントに基づく追加のインセンティブの獲得などが可能です。
(中略)
GuildFi IDは、メタバースのパスポートのようなもので、プレイヤーの実績やメタバース上での足跡が保存され、プレイヤーはGuildFiエコシステムのさまざまな製品にアクセスできます
GuildFiは、プレイヤーの生涯の活動を分析することで、あらゆるゲームでのPlay-to-earnを可能にします。プレイヤーは経験値(GXP)とランキングを受け取り、NFTキャンペーンへの割り当てやトークンからのボーナス利回りなど、プレイヤーにふさわしい報酬を得ることができます。また、GXPはレベリングシステムに貢献し、プレイヤーのランクを決定します。

引用:https://whitepaper.guildfi.com/faq


◆GuildFiを見つけた経緯
・メタバースが盛り上がっている

・今後あらゆるメタバース空間が出てくるはず

・そうなると新しい課題は何か?

・メタバース空間同士での相互運用性やインフラが必要になってくるはず。

・「メタバース 相互運用」「cross metaverse」「メタバース インフラ」などで検索

GuildFiを発見

ちなみに他のメタバースのインフラ系銘柄には、Trias、DigiMetaVerse、ArcadeNetworkというのがあった。ただ、GuildFiはベンチャーキャピタルが強く、有名どころだとcoinase VenturesとDapperが出資している。

Dapperは「CryptoKitties」や「NBA TopShot」を大ヒットさせた実績があり、エンターテインメント特化型のブロックチェーンであるFLOWを開発している会社である。

参考:「CryptoKitties」や「NBA TopShot」の基盤ブロックチェーン「Flow」とは

GuildFiにDapperが出資しているということは、FLOWチェーンとのコラボレーションにも期待できるため、大きな可能性を秘めていると考えられる。

自分は、投資可能資金をすべてGraphに突っ込んだのでこのプロジェクトには投資しないが、興味ある方は公式Twitterからいろいろ調べてみるのもありかもしれない。
※12月1日にセールが開始される予定


◆最後に
大半の個人投資家は、「みんながDeFi銘柄に投資しているから」「みんながNFTに投資しているから」「みんながメタバース銘柄に投資しているから」という理由でなんとなく投資をしているはず。

そして、インフラ系銘柄には注目しておらず、調べたり理解していないはずなので、これらの銘柄を深く調べて理解することで、大きな差別化を図ることができると思っている。


以上。