ふるさと納税 166万円 超えるべきか?

今年、暗号資産で大きく儲かった方は、ふるさと納税の寄付限度額が多くなっているはず。そこで一時所得による課税を考慮して166万円を超えるふるさと納税をした方が良いのかどうかについてブログにまとめた。

なぜ166万円?という疑問は以前の記事にまとめている。


◆結論
一時所得で超える分で課税になってもほしいと思える返礼品だったら、166万円を超えてでもゲットした方がいい。

「なんか余計に税金がかかりそうだし、166万円を超えとくのはやめておこう」と安易に考えてしまうのはもったいない

※2024年11月23日追記※
本記事で言いたいことを良い感じに伝えてくれている動画
【超必見】ふるさと納税に騙されるな!実は税金がかかる落とし穴について解説します!
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※2021年12月27日追記※
166万以上でも課税されない方法があるので下記ページも必ず確認すること
ふるさと納税 166万円以上 ポイント利用
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◆166万円を超える場合のシミュレーション
ふるさと納税の寄付限度額が166万円を超えたときのシミュレーションは下記の画像の通り。

※割引率とは、返礼品の価値(納税額の30%)を考慮して、納税額から実質どれだけ割引ができるのかというのを示している
※課税額は住民税を考慮して最大55%の想定

例えば納税額が166万円の場合は、割引率が100%ということで、タダでゲットできるということ(自己負担額2000円はここでは考えないとする)。

納税額が200万円の場合は、割引率が95%ということで、60万円の価値のある返礼品を27,500円払えばゲットできる。「95%OFFでこれだけの返礼品がほしいのか?」と自分自身に問う必要がある。

納税額が5,000万円の場合は、割引率が73%ということで、1,500万円の価値のある返礼品を3,987,500円払えばゲットできる。「73%OFFでこれだけの返礼品がほしいのか?」と自分自身に問う必要がある。


◆「なんで納税額が2,000万円以上だと割引率が大きく変わってないの?」
一時所得について計算するときに50万円までは控除で引かれており、納税額が増えれば増えるほど、全体の割合に対して控除の影響が徐々に少なくなっていくため。

なので、70%OFFくらいでほしいと思える返礼品がたくさんある人は、めちゃくちゃお得に買い物ができる。


◆「結局、166万円を超えるかどうかのポイントは何?」
ポイントは4つだと考えている
①ほしいものかどうか
②収納スペースがあるかどうか
③保存期間に問題はないかどうか
④割引率を考慮して買いたいかどうか

「①ほしいものかどうか」は、そもそもの問題だがいらないものが届いても意味がない。

「②収納スペースがあるかどうか」は、どれだけほしいものがあったとしても、家にスペースがなかったら意味がない。大量のお米を注文したとしても家でジャマになるようなら注文しない方が良い。

「③保存期間に問題はないかどうか」は、大量に食料品を注文した場合、保存期間が過ぎてしまい、食べれなくなったらもったいない。なので、旅行好きやレストラン好きの人は旅行券や食事券を注文するのが良いと思う。

「④割引率を考慮して買いたいかどうか」は、上記のシミュレーションの通り、166万円を超えると追加で課税されてしまうので、70%~99%OFFの間の割引率を考慮する必要がある。追加で課税されてでもほしければ注文するべき


◆自分が注文した返礼品
上記4つのポイントを考えた結果、自分自身は寄付合計額166万円までにした


注文した返礼品

画像

返礼品は大まかに3種類
・SK-Ⅱの化粧品
・焼肉屋の食事券
・お米とお肉

自分としては、先ほどの4つのポイントのうち、主に「 ④割引率を考慮して買いたいかどうか」というのが引っかかったので166万円までにした。

自分自身、普段から化粧品を使っており、有名なSK-Ⅱの化粧水乳液をガッツリと使ってみたかったので注文した。しかし、166万円をこえて課税されるような分を注文してしまうと、収納スペースと保存期間的に困るし、途中で化粧品を変えたくなる可能性がある。「ずっとSK-Ⅱを使っていく!」という決断ができれば166万円を超えてよかったかもしれないが、そこまでの思いはなかった。

焼肉屋の食事券については、返礼品にあったし、おいしそうで行ってみたいと思って注文した。しかし、166万円を超えて課税されてまでは行こうとは思ってない。

お米とお肉は家族へのプレゼント用。あまりたくさん送りすぎるとお金を持っているのがバレるので送りすぎないように注意した。

※2021年12月29日追記※

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◆「ちなみにふるさと納税の返礼品の良い探し方は?」
ふるさと納税ガイドというサイトを活用すべき。

ふるさと納税のサイトは10種類以上あるが、このサイトはあらゆるサイトの返礼品情報をまとめて検索ができるのが便利。

ふるさと納税ガイド:https://furu-sato.com/


◆「特にほしいものはないけど、ふるさと納税を利用したい場合、なんか良い返礼品ある?」
その場合は、食事券がオススメ。

理由は以下の3点
・生きる上で食事は必須
・食料品と違って、食事券だと保管がしやすい
・食費が節約できる

探し方
ふるさと納税ガイドのサイトにアクセス

検索欄に自分が住んでいる都道府県を入力して検索

返礼品カテゴリの【旅行券・ギフト券】の中の【食事券】を選択して絞り込む

検索で表示された返礼品の中から自分の住まいや家族状況を考慮して選択する


◆終わりに
ふるさと納税は富裕層が優遇されている現実があるので、寄付限度額が多い高所得者であるなら最大限に活用すべきである。

返礼品を探していて思ったが、普段から旅行や高級レストランが好きな富裕層であれば、166万円を超えてでも大量に旅行券や食事券を手に入れた方が良いので、相当おいしい制度である。

資本収益によって金持ちはさらに金持ちになるという経済格差があるにも関わらず、ふるさと納税を活用することでさらに格差が広がっていくのだとしみじみと感じたので、今回は非常に良い勉強になった。


以上。