ICL 術後 感想

アイクリニック東京の北澤先生のICLを受けてきたので感想メモをまとめた。

クリニック選びや事前の注意点については、以前の記事を参照すること
ICL(眼内コンタクトレンズ) 備忘録


◆前提
ICLはやらなければいけない施術ではないし、生涯コンタクトやメガネでも問題はないので、慎重に考えて決断すること。

参考動画
ICL手術迷っている方へ、お勧めしない年齢・性格とは
99%の眼科医がICL・レーシックしない本当の理由


◆施術中
・施術前に点眼麻酔で視界がぼやけて、施術室に入った時に北澤先生がどこにいるのかわからなかった。「指名したけどホントに北澤先生に施術してもらえるのか?」という不安があったが、北澤先生が名前を呼びながら挨拶してくれたので安心できた

・施術の辛さは3点
①まぶしい
②しみる
③押される

・先生から指示された位置を見続けるのが大変

・先生からの声かけが安心できる

・施術中に怖くなったら「ICLエキスパートインストラクター」「ICLエキスパートインストラクター」と心の中で連呼すると安心できる

・目を開け続けるために体に力が入ってしまって疲れた

・施術に痛みはない

・終わった直後はダルい気分だった

・施術自体は片目4分×2で計8分くらいで終わった。北澤先生すごい、早い。
(感染症対策で施術室にはスマホを持ち込めないので、事前にスマホでストップウォッチをスタートして計測した)

・自分がやる前にすでに5人くらい施術をやっていた。良い意味で「北澤先生からしたら、流れ作業なんだから大丈夫」と言い聞かせることができた。


◆感染症対策が万全
点眼が多く、感染症対策がきっちりされている

感染症対策
・施術3日前から1日4回の点眼(朝、昼、夕、夜)
・施術当日の点眼2回(朝、昼)
・施術室の衛生状態が万全(参考ページ
・施術後当日は点眼を2時間ごとに1回
 ※点眼薬は3種類。それぞれ間隔は5分あける
・施術後翌日~1ヵ月は点眼を1日4回(朝、昼、夕、夜)
 ※点眼薬は3種類。それぞれ間隔は5分あける
・施術後1ヵ月~2ヶ月は点眼を1日3回(朝、昼、夕)
 ※点眼薬は2種類。それぞれ間隔は5分あける
・施術後1週間は外出時に保護メガネをかける

ICLによって感染症になる可能性はあるが、これだけ点眼すればかなり確率を下げられると感じた。

施術翌日の健診でアイクリニック東京の先生に「感染症になる人は、ちゃんと点眼したのに感染症になってしまうのか?それともちゃんと点眼してないからなのか?」と聞いたところ、「こちらからは断言できないが、ちゃんと点眼していない可能性が高い」という旨の回答をもらった。

術前、術後の点眼が多いので、きちんと提示された分の点眼をすれば、感染症のリスクを大きく下がられるかと思う。

ICLについてGoogle検索していると批判記事を見つけたりするが、被害に合ったと言っている方々は「ちゃんと言われた通りに点眼していたのか?」という視点を持つのは大切かと思う。もちろんICLにはリスクがあり、100%安全の施術ではないということも理解しておく必要がある


◆施術後の見え方
施術直後は、遠くは見えるが、近くはぼやけている感じ。当日の夜からハッキリ見えて、視力が回復したことを実感。

就寝前や寝起きなどにコンタクトの存在を気にする必要がなく、非常に快適になった。翌日健診では両目のどちらとも視力1.5だった(元々0.1未満)。

ICLの効果を実感する瞬間
・就寝と昼寝の前後(コンタクトがないのに見えている感動)
・外出前後(コンタクトを付け外しが不要)
・家で鏡を見ているとき(裸眼でも肌がクッキリ見えるので美容意識UP)
・シャワーや入浴のとき(コンタクトが取れる心配をしなくて良い。まだ施術から日が経っておらず、目の中に水が入ってはいけない状況のため、これは予想)

夜に外を歩いているときに電灯などを見ると、まだ右目だけハローグレア(輪っかみたいなもの)が見えているが、次第に見えなくなるとのこと。術後にハローグレアが見えるのは事前に伝えられていたので想定内


◆不満点
ICLの施術自体や術後の目の見え方に関して不満はない。それ以外であえて不満を挙げるとしたらという点を挙げてみた(これらが理由でICLをやらないということにはならないくらい小さいレベルの不満)。

・点眼がめんどくさい

・受付の人のタイピングの音がカタカタうるさい。施術前に緊張しているとき、施術後にゆっくり休んでいるときに不快な気分になることがあった

・保護メガネをずっとかけていると締め付けられる感じがして耳の上が痛くなる

・アイクリニック東京は、大手町にあるトラストタワーとサピアタワーの2つに分かれている。
「術前1回目健診はトラストタワー」
「術前2回目健診はサピアタワー」
「施術当日はサピアタワー」
「術後健診はトラストタワー」
という感じで、間違えそうになるのがめんどくさい(それぞれのタワーは徒歩2分くらいの距離にあるので、予約日に行き先を間違えても大丈夫だとは思う)。


◆終わりに
結論:ICLをして良かった

施術が終わってからまだ大きく日が経っていないので、右目だけハローグレア(輪っかみたいなもの)が見えている状態だが、想定内ではあるので引き続き点眼や術後健診を続けていく。

今回、施術を受けてみて「感染症のリスクはかなり少ない」「北澤先生の施術は安心できる」「裸眼の視力が回復した」というのを実感でき、おおむね安全性の高い施術であるかと思う。ICLを勧めるなら、【アイクリニック東京の北澤先生】を強くオススメしたい。

とはいえ、よくありがちな「ICLやった方が人生変わるよ!やらないとマジもったいないよ!」という感じではない。コンタクトの付け外しがなくなったり、就寝や昼寝の前後でも裸眼で快適に見えて生活の質が上がる程度のこと。

安い金額ではないのでお金に余裕がなければ、ムリして施術をする必要はない。ICLは分割払いや医療ローンでも支払いができるが、資金に余裕があって一括で払えるような人以外はやらない方が良いと思う。生活の質を上げるのがICLの目的なのに、施術費用が原因で生活費を払うのが大変になるくらいならICLなんて絶対にやらない方が良い。

本記事の冒頭にも書いたが、ICLはやらなければいけない施術ではないし、生涯コンタクトやメガネでも問題はないので、慎重に考えて決断すること。

参考動画
ICL手術迷っている方へ、お勧めしない年齢・性格とは
99%の眼科医がICL・レーシックしない本当の理由


以上。