1,000万円以上 預金 備忘録

◆結論
1,000万円以上の預金があるなら決済用預金に切り替える

※追記
決済用預金だけでなく、分別管理されている証券口座で現金を預けるのもありかもしれない。

参考ページ
SBI証券 分別管理


◆ペイオフと決済用預金について
・ペイオフ
一般的な普通預金の場合は、銀行が破綻したときにペイオフという仕組みにより1,000万円までは保護される(参考ページ)。


・決済用預金
※[決済用普通預金]、[決済用口座]とも言う

1,000万円以上の預金になる場合は決済用預金を活用すべき。

無利息になる代わりに、銀行が破綻しても預金が全額保護される(参考ページ)。

どうしても銀行の利息がほしい!という人は決済用預金をやるべきではないが、銀行の利息は0.001%であり、1億円を預けたとしても年間で1,000円の利息収入にしかならない。それなら安心して全額保護が利用できる預金をするためにも決済用預金にすべき。

決済用預金は無利息でなければなりません。これは、この制度が検討された金融審議会において、全額保護され、かつ、決済サービスを受けることができるものは、利息を付さないことにより預金者が実質的なコストを負担すべきであると議論されたことによるものです。

引用:【金融庁】ペイオフ解禁拡大

要するに、銀行預金1億円ある人は銀行の利息が0.001%の場合は年間で1,000円の利息収入になるが、決済用預金にすることで実質1,000円を払って全額保護される保険に入っているという認識で良いかと思う


◆決済用預金の3要件について
決済用預金とは以下の3要件を満たしている口座のことを言う

①決済サービスを提供できる
一般的に使用される振込や振替などのこと

②預金者が払い戻しをいつでも請求できる
いつでも預金から引き出しが可能であるということ。
※銀行によっては「要求払い」という記載になっている

③利息がつかない
預金による利息収入が入らないこと


◆「3大メガバンクでは決済用預金が使える?」
使える

決済用預金の案内ページ
みずほ銀行
三井住友銀行
三菱UFJ銀行

他の銀行は使えるところと使えないところがあるので、「〇〇銀行 決済用預金」で検索して調べること


◆「3大メガバンクの案内ページを見たら決済用預金に商品名と書かれていた。何かお金を払わされるのではないかと不安になる」
決済用預金は[利息がつかない普通預金]という特徴のある商品なので、不安になる必要はない。

ちなみにほとんどの国民が利用している預金は、金利がめちゃくちゃ少ない[普通預金]という銀行の投資商品の1つである。

普通預金という商品の案内ページ
みずほ銀行
三井住友銀行
三菱UFJ銀行


◆「普通預金から決済用預金に変えることで何か支障がある?」
利息がつかないのが決済用預金のデメリット。それ以外は特に問題なし。今まで使用できていたキャッシュカードやATM、インターネットバンキングは引き続き使用可能。口座番号の変更もなし。

とにかく決済用預金は1,000万円以上の預金でも全額保護されるので、そのメリットの方がはるかに大きい


◆「ネットでは、大金を持ったら複数口座に分散して保有した方が良いという意見があったけどどうすべき?」
決済用預金を活用すれば全額保護されるので、1つの口座でオッケー。

ネットで複数口座に分散すべきという意見はおそらく、ペイオフ制度による1,000万円までが保護されるということは知っているが全額保護の決済用預金について知らない人が書いた意見かと思われる。

しかも複数口座に1,000万円を送金すると、その分だけ営業電話がかかってくる可能性がある


◆「1,000万円以上預金があり、現在口座を複数持っているがどの口座を決済用預金口座にするべきか?」
決済用預金で全額保護があるとはいえ銀行が破綻しないに越したことはないので、安心感のある3大メガバンクのいずれかがオススメ。

銀行が用意しているセキュリティ設定をしておけば資産を盗まれる可能性を大きく減らせるので、よく使っている口座を決済用預金にしても良いかと思う


◆「決済用預金の申し込んだが、口座画面で普通預金から切り替わったのがわかるか?」
口座画面内で「決済用残高普通」という文言に変わっているのを確認すればOK


以上。