The Graph(グラフ)のプロジェクトで使用されているGRTというトークンに投資したので備忘録をまとめた
◆「いくら投資した?」
2021年9月27日に280万円を投資
単価78.62円/GRT
※※※追記※※※
2021年10月16日に220万円を投資
単価92.72円/GRT
2021年10月25日に700万円を投資
116.83円/GRT
合計1,200万円を投資した。
合計単価は100.46円/GRT
※※※※※※※※
◆「Graphはどんなプロジェクト?」
ブロックチェーン界のGoogleになることを目指したプロジェクト。
参考:The Graphの公式サイト
The GraphのAPIを利用することで、あらゆるブロックチェーン上のインフラとしてデータ集約や解析を行うことができる(ブロックチェーンの検索ができる)。本来、データ集約や解析は開発コストやサーバー代がかかってしまうが、GraphのAPIを使えばその費用を抑えることができる。
いろいろ仕組みがあるが、ざっくり言うと「GraphのAPIが使われれば使われるほど、Graph経済圏が潤う」という感じ。なので投資するポイントとしては、GraphのAPIが市場から必要とされて使われるのかどうかというところ。
参考:The Graph Japan テキストウェビナー「The Graph 入門」
ブロックチェーン上のデータ集約や解析とだけ聞くと、「あんまりインパクトなさそうだし、たいしたプロジェクトではないのでは?」というのが初めの印象だったが、調べたところその印象が大きく変わった
◆「投資した理由は?」
理由は3点
・すでに需要がある
・市場からは過小評価されている
・需要が拡大されていく
以下に詳細をまとめた
◆すでに需要がある
サブグラフというGraphのAPIがいくつも実装されており、すでに市場に需要を与えている。このページでAPIの一覧が見れる
しかもAPIは200億以上の処理がされている。それだけ仮想通貨市場に対しての需要があるということ。
参考:Web3.0の使用量が新高値に達すると、グラフは4月に200億のクエリを超えます
◆市場からは過小評価されている
GraphのAPIは、いろんな仮想通貨プロジェクトのプラットフォーム上で使用されるdAppsにインフラとして組み込まれているため、サービスの利用者が価値を実感しにくい。
例えばUniswapの取引高やデポジット量を瞬時に表示されるのはGraphのAPIを使用しているからだが、それをサービス利用者は気づかない。Uniswapを利用しているユーザーの関心はDefiによるレンディングサービスであって、インフラであるGraphのAPIはほとんど認識されていない。
引用:グラフ上に構築されたUniswap.info
だからこそ、市場からは過小評価されており、ここに投資するチャンスがあると思っている。コインマーケットキャップのトップ100以内の通貨のほとんどは現時点で割と値上がりしていたが、GRTは値動きがまだ地味なので、これから市場に注目されてきたらおもしろくなってくるはず。
※トップ100の中で他に値動きが地味だったのは、先日記事にまとめたICPくらいだった
ちなみにこのページを見るとICO価格は3円くらいなので現時点で25倍くらい。まだまだこれからのプロジェクト
◆需要が拡大されていく
今後の予定として、
・Polkadot
・NEAR
・Solana
・Celo
のブロックチェーン上にGraphのAPIが組み込まれるとのこと。
※Ethereumにはすでに追加済み
さらに他に統合が検討されているレイヤー1ブロックチェーンには
・Bitcoin
・Cosmos
・Avalanche
・Binance Smart Chain
・Flow
などがある。
The Graphが、同プロトコルで近々サポートされる追加のレイヤー1ブロックチェーンのリストを明らかにしました。Polkadot, NEAR, Solana, Celoです。これらのブロックチェーンは、The Graphが現在サポートしているEthereumとIPFSに加わることになります。今回の拡張により、Web3の可能性は、構築者とユーザーのより広いエコシステムに開かれます。
引用:4つの追加ブロックチェーンのサポートを追加するGraphFoundation:Polkadot、NEAR、Solana、Celo
(中略)
統合が検討されている追加のレイヤー1ブロックチェーンには、Bitcoin、Cosmos、Avalanche、Binance Smart Chain、Flowなどがあります。The Graphは、Web3エコシステムの上位レイヤー1ブロックチェーンすべてをサポートし、分散型インターネット全体のインデックスとクエリのソリューションとなることを目指しています。
上記のマルチチェーンのデータ検索ニーズをGraphが制圧したらとてつもないインパクトがあるはず。
参考動画:Graph(グラフ)のトークンGRTの投資分析・評価について(日本語字幕)
それにNFT市場にも導入が決まった事例もある。
参考:NFTStudioが分散型Webインデックス「The Graph」を導入。日本のNFT市場におけるWeb3.0用オープンAPIの普及促進をサポート
どの銘柄が今後盛り上がってくるかはわからないが、あらゆるレイヤー1やレイヤー2のブロックチェーンにGraphのAPIがインフラとして組み込まれていくため、DefiやNFTやメタバースによって暗号資産の市場が全体的に盛り上がるに比例して、その分のリターンをGRT保有者は得ることができると思う。
GRT1本に投資しているだけで、ブロックチェーンという可能性に満ち溢れた市場に分散投資している感じがする
◆「The Graphの懸念点は?」
・一般の投資家から価値を認識されづらい
GraphのAPIは開発者のための機能であり、いろんなブロックチェーンのdAppsで使われるインフラなので、一般ユーザーから価値を認識されずらく、今後需要が拡大されても値上がりするのかわからない。
・すでに需要があるのに値動きが地味
現時点でAPIがたくさん使われていて需要があるにも関わらず、値動きが地味。いくら需要があろうとも市場の投資家が理解していなければGraph経済圏は活性化していかない。どのようにマーケティングしていくかが課題の1つ
◆Graphについて情報収集するためのTwitterアカウント
・公式Twitter
・The Graph Japan
・Edge & Node ※開発会社
・Yaniv Tal氏 ※Graph創業者
以上。
↓↓↓2021年10月16日に追加で220万円を買い増しした以降のメモ↓↓↓
元々200万ほどを何か投資しようとは思っていたが、他に投資する銘柄がなかったので、GRTに投資した。しかし、買い増しする前日に90円を超えてしまったので正直悔しい思いがある。とはいえ過去最高値が250円くらいなので、それと比べたら安く買えていると思えば少しは気を安らげる気がする。
Graph公式の一連ツイートを見る限り、当初期待していた別のブロックチェーンのサポートを追加する可能性が示唆される。
・NEAR Protocol
・Cosmos
・Solana
これら3つのサポートについて11月上旬までには動きが見えそう。引き続き、Graphがマルチチェーンのデータ検索ニーズを制圧することに期待している。
あとはポルカドットとの統合も期待している。
引用:ポルカドット公式ツイート
引用:ポルカドット公式Medium
わかりやすい解説ページを発見
Web3におけるGoogle様的立ち位置【The graph】についてイメージできるようになろう!
第8回:Solana Japanミーティング内容まとめてみた!【*The graphと合同!】