GRT 爆損 反省会

去年1,200万円を投資したTheGraph(GRT)が爆損中であり、反省するための記事を書いた。

ADA利確後の残骸資産で調子に乗ってしまった典型例として役立ててほしい。事前に読んでおくことで何百万~何千万の損失を防ぐことにつながるはず


◆GRTの投資状況
2021年9月~10月の時期に1,200万円を投資した。合計取得単価100.46円/GRT。

現在のGRT価格が8.7円。1,200万円が10分の1以下になってしまった。1,000万円以上の損失。。

「そもそもGRTとは?」「なにが強みなのか?」などは下記ページに書いている。

参考ページ
The Graph(GRT) 1200万投資 備忘録


◆GRT投資の反省
反省点
・焦って買ってしまった
・時期が悪すぎた
・GRTの競争力が弱い


GRTを買ったのは2021年9月~10月というちょうど暗号資産市場が盛り上がっていたタイミングだった。

今振り返ると「ここで買わなかったら、上がってしまう。。」という置いていかれる恐怖で買ってしまったかと思う。

引用:コインマーケットキャップ


完全に市場にカモられたタイミングで買ってしまった。。

もし投資するとしても2021年の暗号資産バブルが終わって、市場がもっと冷え込んでいるときに攻めなくてはいけなかった。

GRTの競争力についてはTwitterやメルマガを見ている限り、きちんと開発もしているしコミュニティは弱くないし、決して詐欺プロジェクトなどではない。

Ethereum、Gnosis、PolygonチェーンをTheGraphの分散型ネットワークに統合という非常に大きなポジティブニュースもある。

だが、時価総額ランキングが徐々に下がっているという現実を見ると、競争力が弱い。買ったときは40位くらいだが、現在は70位くらいまで落ちている


◆ADA利確後の残骸資産
予定よりADA利確後のJPYが多く余ったので、「オルカンに投資して、余った分をADA以上に伸びる銘柄に投資しよう!」と欲張ってしまった。

今思えばADA利確後の残骸をすべてオルカンに投資しておけばよかった。

GRTに投資したのは1,200万円分だが、これは税引後のJPYである。税引き前の2,400万円は利確時のADA価格138円なので、約17万ADA分で大きな損失を出してしまったということ。非常に悔しい。

まさにADA以外に当てようとして失敗した典型的なパターン。

まだ救いがあるのは、FIREできる分の資産をオルカンに投資したこと。GRTについては最悪ゼロになってもいい分で投資したこと。もし「ADAで爆益出したし、この分をすべて乗り換えてGRTでさらに儲けよう!」とか考えていたら爆死していた。きちんとオルカンという安全資産に投資しておいたのはナイスな行動だった。

今後ADAで大きなリターンを出す人に伝えたいこととして、4%ルールでFIRE予定の人は事前にオルカンに投資する分を決めておき、その分は当然オルカンに投資する。もし何百万~何千万円とJPYが余った場合は、自己投資もしくはオルカン投資しておくべき。

自分の場合は、GRTで爆損した1,200万円を自己投資かオルカンにしておけば、、という反省が止まらない。

ADA以上のリターンを他の銘柄で当てるのはかなり難しいので、余った分については堅実に自己投資かオルカン投資すべし。今回のケースを反面教師にすることで同じ失敗をする人が1人でも減ってくれたら嬉しい。


↑GRTの反省会はここまで↑
↓ここからは自己投資の現金確保についての重要な話。資産多めの人は必読↓


◆GRT売却による利益相殺
GRTが爆損中のため、年間利益を相殺するためにGRTを売って買戻しをしようとしたが、「そもそもGRTが弱いのに、1度売った後に買い戻す必要があるのか?」という疑問が出た。

そのため、GRTを売却した後の資産について、
・GRTを買い戻すか?
・JPYにするか?
・ADAにするか?
・オルカンにするか?
を迷った。

結論:JPYにした

理由として、自己投資分を確保するため。今まで自己投資分を確保するためにADAを売却していたが、最近の価格推移的にADAの方が長期的に伸びると判断し、GRTを自己投資分にすることにした。

今はFTXの件で市場が全体的に下がっているが、GRTはADAより下落率が高い。GRTが市場の成長以上に伸びると思って投資をしたが、今回の下落で周りの銘柄以上に下落しており、GRTの時価総額ランキングは40位くらいから70位くらいにダウンしている。

今回GRTをJPYにしたは自己投資が理由だが、どの資産にするかを考えるポイントとして、「どこにお金を投じるのが人生のトータルリターンが1番大きいのか?」を考えるのが非常に大切。

現状、生活費についてはオルカンを4%定率取り崩しで売却することで確保できている。これは特に変更するつもりはない。

そして、生活費以外の自己投資分の現金についてはADAを利確していた。だが、GRTが弱いのに自己投資分の現金を確保するためにADAを利確する必要はないかと思った。実際に今回の下落相場でADAよりGRTの方が下落率が高かったので、ADAをホールドしておいた方が結果が良い。

そこで自分が保有しているすべての資産(ADA、GRT、JPY、オルカン)を洗い出して、自己投資分の現金を確保する場合の資産の優先順位を考えてみた結果、下記の通り。

自己投資する場合の優先順位
【オルカン>JPY(自己投資分)>ADA>GRT>JPY(余剰分)】

【GRT>JPY(余剰分)】について、JPYが余っていたらそれをそのまま自己投資分に充てるということ。ちなみにGRTをすべて売却していない理由としては、かなり下がってはいるがまだ上がる可能性もある&含み損で利益相殺分を残すため。

残っているGRTについて
・JPYにしないのは?→JPYよりは短期的に上がる可能性があるため
・オルカンにしないのは?→オルカンよりは短期的に上がる可能性があるため
・ADAにしないのは?→ADAの方が短期的にも長期的にも上がると思うけど、GRTの含み損による利益相殺分を残しておくため

とはいえ、自己投資したくなったときは利益相殺を気にせずにGRTをすぐに売るつもり

【ADA>GRT】については、自己投資の現金を確保するためにADAとGRTのどっちを売るか?という話になったらGRTを売るということ。

【オルカン>JPY(自己投資分)】については、オルカンは大切な生活費の現金を確保するために必要なので、オルカンを売って自己投資に充てるということはしない。と言いつつもオルカンを売ってADAの買い増すという戦略を考えていたりするので、次の下落相場で攻めたい気持ちが非常に強い。

どこに投資するかを迷ったときは「どこにお金を投じるのが人生のトータルリターンが1番大きいのか?」を考えることで今後も判断していく。


以上。