今後確信を持って保有しているADAをホールドしたり、以前書いた買い増し戦略を実行するために、カルダノADAの強みを挙げた。
冬の相場で不安になっても握力を強化したり、買い増しを後押しする用の記事。
◆カルダノADAの強み
自信を持って今までADAをホールドできていたのは以下2点が大きな理由
①査読による安全性が高いこと
②相互運用性によってイーサリアムのアプリが移行されること
◆査読による安全性
ブロックチェーンを採用する人たちは全員がプログラムに詳しいわけではない。
大企業や政府や国などがカルダノブロックチェーンを採用するときに「第三者機関に論文が認められて、査読によって安全性が証明されている」というのは大きな後押しになることが期待できる。
しかも、現時点で165本も論文がある。積み上げてきた歴史が素晴らしい。
参考ページ
IOHKライブラリ
なぜ査読が必要なのか?(Why Peer Review?)
◆相互運用性
カルダノの相互運用性であるイーサリアムのdAppsが移行されるという点については、上場直後は期待している話にすぎなかったが、Milkomeda(ミルコメダ)がリリースしたカルダノEVMによって可能になった。
EVM→イーサリアム仮想マシンのこと。カルダノEVMのおかげでイーサリアム開発言語Solidityで作成したdAppsをカルダノチェーンに移行することができる。
カルダノ自身がdAppsを増やしながらも、イーサリアムのdAppsを吸収することでさらなる成長に期待したい。
ミルコメダについてはきちんと情報を追えていなかったが、下記のSIPOさんの記事が非常にわかりやすくまとまっている。
参考ページ
・MilkomedaC1がメインネットで公開:カルダノ搭載EVMを本日より提供開始
・カルダノ、Milkomedaを通じてイーサリアムのdAppsとEVMの互換性を獲得 by cryptomode
・次々とカルダノ・エコシステムに押し寄せる新世界
・Cardano EVMサイドチェーンであるMilkomeda C1、ローンチ後に750万トランザクションを記録
◆その他の強みについて
ブロックチェーンEXPOでの展示プロジェクト(CNFT、Virtua、DIDなど)が今後の伸びしろだが、査読されて安全性のあるカルダノブロックチェーン上でのdApssというのが大きな強みだと思っている。
CNFTやVirtua独自の強みが他のイーサリアムのNFTやメタバースに対してどのような優位性があるのかはわかっていない。
DefiLlamaのデータを見るとまだまだイーサリアムのTVLには程遠い。明確な優位性があれば、カルダノのTVLは増加していくはずなので、dAppsの進捗についてはTwitterなどで情報を追っていきたい。
参考ページ
カルダノEXPO 展示プロジェクト
【DefiLlama】Total Value Locked All Chains
※2022年11月21日追記※
ヨロイウォレットやダイダロスウォレットでのADAステーキングは、カルダノ上のdAppsであるという認識を持つ必要がある。
また、ADAのステーキングはロックされていないので、他のプロジェクトと比較されるTVLランキングには反映されていない分、カルダノ自体が過小評価されている可能性がある。
↓訂正 250億800万ADA
現在のCardanoscanを見るとステーキング合計250億6,000万ADA。今が0.3ドル/ADAなので、ドル換算で約75億ドル(7.5b)ということ。https://t.co/DWhyNFVRql pic.twitter.com/Y6bSEWH4g6
— トモ (@TomoHappyRich) November 21, 2022
DefiLamaのTVLランキングではCardanoは31位ですが、75億ドル(7.5b)という数字は実質2位ですね🧐https://t.co/ZWOp6PdhLp pic.twitter.com/XSOAR3LdOF
— トモ (@TomoHappyRich) November 21, 2022
ADAのステーキング=カルダノ上のdApps(あるいはDeFi)と解釈して良いかもしれませんね!
— トモ (@TomoHappyRich) November 21, 2022
ロックされないし、ハッキング被害がないという状況が当たり前すぎて、dAppsという意識が全然ありませんでした😂
※※※
◆今後の予想
「冬の相場から次のバブルでADAが価格を戻して最高値更新できるか?」「ADAが競争力を失わないか?」という疑問については、今回挙げたポイントにより現状はYESだと思う。
ただし、2021年に盛り上がったソラナ、ポルカドット、アバランチのようなプロジェクトが今も必死に開発を続けているはず。
まだ見ぬイーサリアムキラーが次のバブルでいきなり時価総額ランキングトップ10に入ってくる可能性はある。
これらを跳ねのけて、イーサリアムに追いつき、追い越せるかどうか。カルダノADAに引き続き注目していきたい。
以上。