ADA USDTプール 委任判断

※2022年2月15日追記※
USDTプールが法的に問題があることが発覚したため、プールは廃止予定

※※※


ADAのプール運営者であるNKRさんがステーキングの税制を考慮したプールを作成し、今後の経過に期待しているので、考えをまとめた。

参考ページ
USDT ADA POOL!Cardanoステーキング報酬にてUSDTを配布するプール!


◆結論
現状は委任しないが、取り組みとしては興味深いので経過を見ていく


◆「どんなプールなの?」
詳細は上記の参考ページを見てほしいが、ザックリ言うと「ステーキング報酬をADAの代わりにUSDTでもらうことで税制対策になる」というプール


◆気になった点
自分が気になった点をザっと書いてみる。


・プール運営者の信用
これに関しては、「NKRさん自身が【NKR ADA POOL】の運営を1年続けていること」「プールオペレーターのコミュニティに所属していること」「有望プールに選ばれていること」という点から、ある程度の信用は担保されていると思っている。

参考ページ
adapoolsのページ
Japan Guild Pools 日本人によるカルダノステークプール
Cardanoによる100の有望プール委任戦略に選ばれました!


・最悪のケースの想定
最悪のケースとしては、月末にUSDTを配らずに飛ばれること。

ただ、もしそれをしたら今までプールを運営を続けてきた信用がなくなることを考えれば、飛ばれる可能性は少ないと思う。最大リスクが1ヵ月分のステーキング報酬分なので、そのリスクで税制対策できるなら、リターンは大きい


・プール運営者側の税制ルール
プールマージン100%でADAを集めて、それを配るときにどのような税制ルールが適用されるのかが明確に見えていないのが気になっている。

おそらく委任者側はUSDTを受け取ったタイミングで課税だと思うが、プール運営者側はADA報酬を集めたときとUSDTを配った時に税制が適用されるので、本当に問題ないのかが具体的に見えてくると安心できる


・きちんと配れるのか
各エポックごとに各委任者が何ADAを委任しているのかが明確にわかれば、その割合ごとに配布とかができると思うが、委任者が多くても問題ないのか、きちんと委任した量を元に配れるのかが気になっている。


・プール運営者を信用しなくても配布される仕組みができるか
そもそも暗号資産の仕組みはトラストレス(信用する必要がない仕組み)を目指しているので、何かしら自動化して配れるようになったら嬉しい。


気になった点は以上。

上記の点が明確になったタイミングで、もし問題なさそうだと判断したら委任したいと考えている。NKRさんのプールを筆頭に、プール運営者の間で税制対策になるプール運営について議論が活発になってくることに期待したい。

もし今回のNKRさんのやり方がうまくいけば、他のプール運営者もマネしてくると思うので、委任者側の立場としては焦らずに引き続き経過を見ていこうと思う。


以上。


◆オマケ
もしUSDTプールに問題ないとしても、そもそもADAでステーキング報酬をもらうことで取得単価が上がるので、長期的には通常のプールでADAで報酬をもらえば良いのかも?と思ったが、報酬分をすべてUSDTでもらえるのは短期的にメリットが非常に大きい。

この点に関しては、USDTプールや他に似たようなプールが出てきて問題がなければ、ADAのままでもらうのと、リスク承知で税制対策プールに委任するのはどちらが良いのか判断していく予定。

参考ページ
ADA ステーキング 再開