ADAステーキング SUNDAEボーナス 運用先

ADAのステーキング報酬と、ISOによって配られるSUNDAEトークンは、最悪ゼロになっても良いので、少しリスクを取って運用しようと思い、運用先についての考えをまとめた。

参考ページ
ADA ステーキング 再開
ADA サンデースワップ ISO


◆前提
カルダノブロックチェーン上で現在リリースされているSundaeSwapや、今後リリース予定のLiqwid Financeで運用する場合、運用資産が最悪ゼロになってもいい額で運用する。監査によって安全性が担保されていてもハッキングリスクはゼロではない


◆結論
ADAのステーキング報酬分
⇒Liqwid Finance上でADAを運用
※Liqwid FinanceでのDeFi運用がスタートするまでは、今までと同じようにYoroiでのステーキングによる複利運用

ISOによって配られるSUNDAEトークン
⇒SundaeSwap上でSUNDAE/ADAによる流動性提供で運用


◆運用先のまとめ
・ADAのウォレット
大半のADAホルダーが実施しているステーキング。ヨロイやダイダロスウォレットで運用ができ、「ロックされない」「年利3~4%」「いつでも委任先を変更可」「安全」という特徴がある。


・SundaeSwap
記事執筆時点では下記3つのペアで流動性提供をすることで年利330%の運用ができる(運用額が増えてくれば利回りが下がる)。 

SUNDAE/ADAペア
LQ/ADAペア
WMT/ADA

引用:https://exchange.sundaeswap.finance/#/

流動性提供による運用によって、SUNDAEトークンが付与される。


・Liqwid Finance
記事執筆時点ではまだ運用できないが、Liqwid Finance上でADAを運用することで下記4つが可能になる。

①ADAステーキング報酬(年利3~4%)
②qADA(貸付証明トークン)の金利利回り
③qADAのステーキングでLQの付与
④LQトークンでステーキングでLQの付与

引用:Liqwid Financeの公式ページ

Liqwid Finance上にADAを預けることになるので、通常のヨロイやダイダロスウォレットだけでのステーキング報酬より安全性は劣るが、②③④があることでリターンが大きくなる。しかも①の時点でADAの元本を売却せずに運用ができるので税制的にはありがたい(もちろん、ステーキングでトークンを受け取った時点では課税される)。

また、Liqwid Finance上ではLQ/ADAペアによる運用もできるようになると思うが、まだ具体的に発表されていないので、今回の運用先の候補としては考えないことにする。


◆「結局一番儲かるのはどこなの?」
運用利回りだけを見るならSundaeSwap上でSUNDAE/ADAによる運用かと思う


◆「そしたらSUNDAE/ADAペアで運用しまくればいいんじゃない?」
SUNDAE/ADAペアによる運用はSUNDAEが下がったら意味がないので、一概にオススメできる運用先ではない。

DeFiの運用戦略としては、「DeFiトークンに新規で投資しない」というのがポイントになると思っている。今回で言えば、SundaeSwap上のSUNDAEトークン、Liqwid Finance上のLQトークンには新規投資することはオススメしない。

もちろんリスクを取ってキャピタルゲインを狙いたい人は投資しても良いと思うが、カルダノ上のSundaeSwapやLiqwid Financeなどの分散型取引所は正直どこが成功するのかわからない。なので、わからないという前提でSUNDAEやLQが下落しても問題ないように立ち回る必要がある。

ADAのステーキング報酬の半分をSUNDAEにすることで、SundaeSwap上のSUNDAE/ADAペアで運用することも考えていたが、現在の取得単価ではADAを別の通貨に売却した時点である程度の課税がされてしまう。しかもSUNDAEが下落する可能性があるのにも関わらず、ADAステーキング報酬の半分を売るのはリスクがある。

運用のスタート段階でマイナススタートではあまり美味しくないので、ADAをSUNDAEに売却はしたくない。そのため、ADAステーキング報酬分を売却せずに運用ができるLiqwid Financeでの運用が良いと判断した


◆「じゃあ、なんでISOで付与されるSUNDAEトークンは、SUNDAE/ADAペアで運用するの?」
SUNDAEトークンは今まで保有していなかったので、SUNDAEの半分をADAに売却しても値上がりしていなければ課税されないため(ステーキングの税制ルールによりSUNDAEトークン付与時には課税される点には注意する必要がある)。

売却時に課税されなければ、SUNDAEの半分をADAにして流動性提供をし、大きなリターンを得た方が良いと判断した。

ちなみにISOのSUNDAEトークンは3月1日から付与される予定。

参考ページ
ISO Rewards Claiming Date & Information via DripDropz!

さらに突っ込んだ話をすると、SUNDAE/ADAでの運用で手に入れたSUNDAEについては、ある程度貯まった時点で半分をADAにしてさらに流動性提供をするつもり。ただ、どこかのタイミングでSUNDAE単体ステーキングもできるようになるはずだから、SUNDAE/ADAペアによる利回りと単体ステーキングによる利回りを比較して、リターンが大きい方を利用していく予定。


以上。


◆オマケ
ADAのステーキング報酬や今回付与されるSUNDAEトークンについて、すぐに日本円に現金化しても良いのでは?と考えていたが、直近で日本円を生活費以上に使う予定がない。

そのため、基本的にインデックスファンドの4%定率取り崩しの分で生活していき、その生活分以上にお金が必要になったときにADAのステーキングやSUNDAEトークンでの運用分を現金化していく予定。「使わないならDeFiで運用、使いたいときに現金化」という方針でいこうと思う。

また、ADAのステーキング報酬をすぐに現金化することで、インデックスファンドの毎月の取り崩し分4%以下に減らすのはアリかと思ったが、すでに4%定率取り崩しだけで生活できる分を確保できている。

インデックスファンドだけで生活できる状況にも関わらず、「ADAのステーキング報酬分を生活費に回して、インデックスの取り崩しを4%以下に抑える」という選択を取るのは、保守的すぎる気がする。ADAのステーキング報酬分についてはリスクを取って資産増大を目指した方がおもしろいので、Liqwid Financeでの運用が良いと判断した。


※2022年2月15日追記※
Bitureという取引所が日本時間2月15日昼12時にSUNDAEトークンが上場した。

上場時点では1SUNDAEあたり約84円で価格推移している。


取引ペアはSUNDAE/USDT。

もしSUNDAEを売却したくてADAの取得単価が低い場合、サンデースワップでADAに売却するよりは、

・Bitrueに登録
・ウォレットのSUNDAEをBitureに送金
・BitrueにてSUNDAE⇒USDTで売却

という流れの方が税制的に有利になる。

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