FIRE生活 退屈な気晴らし

「FIREしたら〇〇しまくって楽しい毎日にするぞー!」の〇〇の大半は、FIRE生活に突入して実際にやってみたら退屈してしまう。

会社員生活で仕事終わりや土日休みの時になんとなくYouTubeを見たり、映画を見たり、ゲームをするのは気晴らしにすぎない。

「FIREしたら、好きなだけYouTube見たり、映画見たり、ゲームしまくれて、幸せな毎日になる!」というのは幻想である。

どれも会社で仕事をするというストレスがあり、それから一時的に解放されたから幸せだと思えているだけ。

引用:FIRE生活 現実

今回は、自分自身が退屈してしまった例をまとめた


◆ゲーム
FIREした当初、ニンテンドースイッチのスマブラをやっていたことがあったが、1~2ヶ月で飽きてしまった。オンライン対戦で負けるのはストレスが溜まるし、勝っても「相手を倒したぜ!」みたいな感情になってしまい、勝ち負けに関わらず幸せな思いができなかった。

対戦ゲームで幸せになれる気がしない。

他にRPGとかはあまり興味がないし、やったとしてもニンテンドースイッチオンラインで昔遊んでいた64ソフトのゼルダの伝説をやったくらいで終わった。

もし会社員の人の場合、つい夜更かししてやってしまったり、土日休みをゲーム夜通しでやってしまう、くらいに熱中しているなら良いかと思うが、なんとなく気晴らし程度にゲームをやるくらいの人は、FIRE生活では有効な趣味にならない


◆YouTube
おそろしい依存プラットフォーム。ついアニメの名場面だったり、勉強した気になれる経済系の話だったり、アルゴリズムの奴隷になって依存してしまう。気づいたら夕飯の時間になっていたこともある。

本当に勉強になる情報もあるが、大半はダラダラしながら見てしまって、幸福度は高まらない。会社員時代は仕事終わりに見ているときは少し楽しめたが、1日何もないときに見る(見てしまう)YouTubeは苦痛にすぎない。でも暇だから見てしまう


◆アニメ
アマゾンプライムでひたすらアニメを見るというのもやってみたがダメだった。1話20分というのが退屈に感じてしまう。アニメを楽しむには映像や声を楽しむ感性が必要だと感じた。シリーズを一気見できる人が羨ましい


◆今回の記事を書きながら気づいたこと
・「1日ずっとハマれる何かを見つけなきゃ!」という考えは捨てた方が良さそう。例えばプロゲーマーがゲームに熱中するように1日8時間以上とかハマっていなきゃいけない、という思い込みは良くないかも。別にゲームをやろうが、YouTubeやアニメを見ようが、適度に苦痛にならない程度だったら時間を費やしても良いのかもしれない。ずっとハマれる何かをやらなきゃ、と思ってしまうことで視野が狭くなっている可能性はある

・小学校、中学校、高校、大学、会社、どれも先生や上司に言われたことをやっておけばよかったが、FIREすると誰も自分の人生に命令してこない。自由ではあるからこそ、今までの人生と考え方を変えて、新しい主体的な生き方を獲得しなければいけない

・FIRE生活をすることで、高齢者が定年後にボケてしまう理由がわかる。40年間以上、会社員生活をしてきて、会社中心の人生からいきなり自由になっても何をすればいいのかわからないはず。ダラダラとテレビや新聞を見たりしているだけでは、思考力や体力が落ちるし、日がたつごとにボケてしまう。自由で楽しい毎日をイメージしていた定年生活とのギャップに苦しんでいる人は多いと思う

・現在の自分が直面している「FIRE生活の暇と退屈」という課題について思考しているときは、暇と退屈を感じないし楽しい。むしろ暇と退屈を感じている今だからこそ味わえない思いや感情があるはずだから、じっくりと味わってみる。自分の思考を丁寧に観察する。趣味「自分」というのはおもしろいかもしれない。自分のことだからこそ、もっと知りたいし、興味が持てる。この感じで課題と向き合っていく


以上。


※追記※
参考になったリプ