ADAが証券になるかどうか、SEC訴訟の件が気になったので考えをまとめた。
◆結論
ADAを引き続きホールドする。
◆「そもそも今なにが起こっているの?」「SECが訴訟?コインベースやバイナンスがどうなったの?」「アルトコインが証券になるの?」
ニュース解説は本記事の役割ではないので要点だけ以下にまとめた。
・コインベースとバイナンスがSECに訴訟されている
・多くのアルトコインが有価証券に該当するとSECが主張している
・SECはADAも有価証券に該当すると主張している
・ADAを含むアルトコインはまだ有価証券だと決まったわけではない。SECから主張されているが、訴訟されてはいない
(参考記事)
◆「ADAはぶっちゃけ証券だと思う?」
わからない。
プレセールではいろいろ宣伝文句などがあったのは事実だが、アメリカに対して販売していなかったので、プレセールのやり方がアメリカ証券法に該当するとは考えづらい。
第1期:日本のみ
第2期:日本のみ
第3期:アジア圏 ※アメリカはアジア圏じゃない
第4期:全世界 ※アメリカ対象外
とはいえ、(これからさらなる分散化の流れになりつつあるが、)IOG、EMURGO、Cardano財団がカルダノプロジェクトの中心であったことは事実なので、その点がどのように判断されるかわからない(参考記事)。
あと、YUTAさんの動画解説がわかりやすかったので見た方がいい。
Cardano ADAを証券とするSECの主張内容CharlesやBinanceの反応まとめ
YUTAさんが上記で言っていたように、SECは事実を列挙しているが、その事実とADAが証券であることが論理的に結びついていない。
◆「もしADAが証券認定されたら売却する?」
正直わからない。
本当に勉強不足なのだが、そもそもADAが証券化されたらどれくらいやばいのかがちゃんと理解できていない。
もしアメリカで証券化すると、24時間365日できていた暗号資産の取引が証券取引所が開いている時間のみになる(参考ツイート)。
そうなると流動性が減るので短期的に下落する気はするのだが、長期的な価格にどれだけ影響を及ぼすのかはわからない(ガチでこのへんは勉強不足)。
仮に証券になっても、それを覆すほどカルダノブロックチェーンがさらに巨大になっていけば問題ないのかも、と思いたい。
少なくとも、SECが「ADAは証券だ!」と訴訟して裁判がはじまったとしても長期間は法廷で戦いが繰り広げられるはずので、その間はADAを売却するつもりはない。
ちなみにSECによるXRPの訴訟の件は、2020年12月から始まっている(参考記事)ので、2023年6月現在で2年と6カ月も戦いが続いている。
次のビットコイン半減期のサイクルで上がるタイミングは来ると思う(参考記事)ので、そのときには今の価格よりは上がると予想している。SECに証券だと主張されているというマイナス材料を考慮しても、この半減期のサイクル的にまだADAをホールドした方が良いと判断している。あとは単純にカルダノプロジェクトが活発である点も大きい。
XRPがSECとの訴訟中でも価格が上がったりしているから、ここからADAが上がる可能性は十分にあるが、XRPが2017年の暗号資産バブルの最高値をいまだに超えられていない点は気になっているので、次のバブルでADAが最高値を更新するのかは読めない。
おそらくXRPの動きを見ると、大半の投資家は「証券認定するかもしれないのに長期投資は考えづらい」という心理なのかもしれない。
補足すると、XRPはSECとの法廷闘争に決着がつく(?)ような文書が公開されるかも、という情報が出ていた(参考記事)。
XRPが証券ではないと法廷で結論が出れば、他の銘柄の追い風にはなると思うので、ここはXRPを応援したい。
※2023年6月14日追記※
文書が公開された
リップル裁判、 SECのヒンマン講演資料がついに一般公開
※※※
◆「正直不安なんだけど。。」
こういう事態が起こったとき、TwitterやYouTube、ブログなどで安心材料を集めたくなる気持ちはあると思う。実際に自分もそういう心理になった。
だが、誰も信用してはいけない。誰にも思考をゆだねず、自分の頭で考えて、自分でホールドするか売却するかを判断しなければいけない。ADAの投資判断を決めるのは、IOGでもEMURGOでもCardano財団でもない。自分自身のみ。投資はすべて自己責任である。
とはいえ、クリプト 対 SECの全面戦争は正直見ていておもしろい。
自分が投資している資産がガッツリ目減りしているからこそ注目するし、見ていてヒリヒリする。これがクリプト投資のおもしろさではあるので結末を楽しみにしながら経過を見ていきたい。
以上。
◆オマケ
最近はクリプト界隈の情報を追えていなかったし、全然Twitterを更新していなかった。日常生活が充実するようになったため、投資についてはそこまで気にしていなかった。本来投資というのはそれくらいのスタンスが良いと思う。今回のSEC問題は自分も気になったのでブログで考えをまとめたくなった。
投資スタイルには変わりなく、オルカンを定率4%売却しているし、必要な自己投資で売却するとき以外は基本的にADAをホールドしている。
以前はFIRE生活に心底退屈していたが、今は毎日が充実して幸福度高いし、生を実感できている。
今思えば「FIRE生活」という表現は不適切だったかもしれない。別に会社での労働をしていないのでRetire Early(早期退職)なのは事実ではあるが、「FIREしたぜ!」とどこか自分を特別視してしまっていた。
人生はまだまだ続くし、勝手にFIREという定義の中に自分を閉じ込めてしまっていた気がする。自分がFIREしたときは、まさにFIREブームではあったので仕方ない面もあるが反省したい。非常に幸運に恵まれてFIREできたことは良かったと思うが、結局はシンプルに自分がやりたいことをやっていければ、それでいいのだと思う。
今後もADAやその他投資関連で気になったことはブログでまとめていくつもり。